なんだかんだ言ってもトランプなのか?!

【著者】

昨日のNY市場、良好な経済指標、さらには、FRB要人の発言ではピクリともせず、結局、株高・ドル高の背景にあったのは、ライアン下院議長の「共和党は今後税制改革に取り組むとコミットする」とのコメント。言い換えるならば、トランプ政権に対する期待。正直、この発言自体目新しいものではなく、根底の不安心理は払しょくされていません。手放しで喜べるものではありませんので、一気にリスクオンという流れにはならないのでしょう。

月末近くになって意識されるのは、ドル/円20ヶ月移動平均線と現値の関係。20ヶ月移動平均線の上に位置すれば円安、一方、下に位置すれば円高ということです。現状、20ヶ月移動平均線は112.59円ですので、このまま今月末のNY市場終値でこの位置関係がどうなっているのか見逃せません。

ファンダメンタルズよりテクニカル?!

上段で市場はトランプ政権への期待を失っていないことを示しましたが、一方で、トランプ政権内部の不協和音も囁かれています。4月に予定されている日米経済対話においても、米国サイドから無理難題を押し付けられるのでは?との声も聞かれます。
この先、どうなっていくのか、こればかりは分かりません。

ファンダメンタルズで相場の流れを考えることは重要ですが、現在の市場環境を鑑みると、チャートとしっかり向き合うことが大事ではないかと考えています。しかも、これまでお伝えをしていた通り、短い時間軸でのトレードです。

前回(トランプ神通力にもこれまでか?!)当欄で4時間足の活用をご提案しましたが、今週に限っては本邦実需筋が年度末で動きが限られてくるだけに、ボラティリティが高まることも想定されますので、60分足でトレードするのも一考ではないでしょうか。

<資料1>ドル/円(60分足)
dolleryen170329
出所:M2J Chart Square

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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

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米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!