中国の悪質な市場介入!?にIMFが警告

【著者】

今週から再び中国株が下落しています。

記事執筆時点で上海総合指数は-3%安ほどですので、昨日の-8%と合わせて前週の終値より10%以上も下落したことになります。
これを日経平均にすると、わずか2日足らずで2,000円の下落となりますので恐ろし限りですよね。

上海1時間足(参考:SBI証券 1時間足10日間)

キッカケは24日金曜日に発表された中国PMIの悪化だったようですが、その他に危なそうな材料が出てきましたので書いておきます。

最初に材料が出たのは22日の夜でした。

参考:IMF、中国金融市場の自由度に疑問提示=関係筋
http://jp.reuters.com/article/2015/07/22/china-imf-yuan-idJPKCN0PW16L20150722

この時点では大したニュースにはならず、その後も株価は上昇。

しかし、上記した通りPMIが悪化し中国株のセンチメントが再び後退。この時点でかなり売りが出たようですが、取引規制があり売りも限定されていた模様です。

そして、昨日の14時にブルームバーグに「IMFが中国政府の株価下支え策をに警告を行い、中国政府はそれに応じた」と掲載されました。

これにより株価下支えの為に株を購入していた資金が後退。個人投資家の間にも「株価下支え策が終わるらしい」という情報が広がりました。金曜日に売れなかった株もここで売られはじめた結果、一気に売りが加速したようです。

様々なメディアを見たところによると、中国は今回の株価対策に投じた資金は約100兆円にも上るそうです。これは中国GDPの10%に相当する規模であり、サブプライム、リーマンショック後に中国が打ち出した景気刺激策(約80兆円)を上回るほどだそうです。

これをきくと、3週間で100兆円を投入してもたった20%した株価が上昇しなかった中国の株式市場はよほど脆弱なものだと考えられます。

7月4日に中国大手証券会社21社はETFの約2.4兆円分の購入を指示されており、同時に上海総合指数が4500に戻るまで保有株の売却禁止を言い渡されています。どのみち上海総合指数はこの4,500が戻り高値のピークとなるはずでしたが、それより先に下落に転じることとなってしまいました。

つまり、中国の証券会社は保有株を売却することができずに大きな損失を抱えている可能性が多いのです。

今後もさらに株価が下落した場合は、100兆円をつぎ込んだ中国政府に余力があるのかという疑問に加え、これらの証券会社の破綻の噂などが出てくる可能性もありそうですね。

児山将|みんなの外為スタッフ

FXの楽しさを伝えます! 児山将

みんなの外為で記事を書いています。 大学生の時からFXを初めて6年以上。FXの楽しさを伝える為に、みんなの外為を盛り上げていきます。初心者の方でも分かり易く学べるように、難しい専門用語やマーケットの説明、FX業界について記事にしていきます。 みんためのTwitterでもつぶやき中!