ドル円は選挙を待たずに下落か

【著者】

大物投資家の利食いが散見

本日、雇用統計後の勢いが衰えることなく窓を開けて上昇し、ドル円は121円84銭まで高値を更新しました。しかしながら、セオリー通りに日本株のスタート前後に利食いが入りました。追加緩和後から買いポジションを保有していた人や、1年以上買いを持っていた人も利益確定したという情報が飛び交っており、今朝の高値付近では長めのトレードを行っている投資家の利食いも相当入ったようです。
日経平均は2007年7月ぶりに18,000円を乗せましたが、その時間は僅か20分程度。。現在、日経平均先物は17,800円台まで下落しています。雇用統計も終わり、ドル円はいよいよ利益確定のタイミングがきたという雰囲気が漂っているなか、意外にも先に下落するのは株のような値動きをしています。中国の貿易統計の悪化が、NY時間に蒸し返されるということは良くあることですので、NY市場の入り時間に注目したいところです。

ドル円が下落した場合のポイントは?

これまで、ドル円の下支え材料になったといえる年金の買いの噂は120円台半ばに観測されているようですので、少なくとも明日の朝までに121円は割りこみ、そのあたりまで下落するのではないかと考えられます。
120円台半ばを割り込むと、いよいよ雇用統計前の水準を割り込むことになりますので、次のポイントは109円となります。
ここは、11月20日の高値であり、突破するまでに10日ほど掛かったポイントです。
ここを割り込むとなれば、これまで一番下落した際の下値である117.20-30円となります。

fx.minkabu.jp chart
[High functionality chart]

とはいえ、下方向ばかり見ていては上昇した時に対処ができませんので、欧州時間の開始前の121円50銭を越えてくれば、一度売りは撤退した方が良さそうです。

『自民党300議席』という報道が既に出ていることから、既に選挙の結果は織り込み済みといえます。ドルがここから更に上昇するために出てきそうな材料としては、ジリジリと売られている原油が62ドル程度まで売られることではないでしょうか。

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

初心者目線を忘れない「サラリーマントレーダー」 川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」