年末相場に備えるセントラル短資FXの「デモ取引」活用法。
仮想資金500万円分で何をする?

2026年も残り3カ月。少し気が早いが、今年の金融市場を振り返ってみると、歴史的な節目がいくつも刻まれた一年だったと言えそうだ。

夏にはおよそ40年ぶりの円安水準を記録し、直後に28年ぶりの日米協調介入。秋には長期金利が30年ぶりの水準まで上昇した。円安は生活の実感として広がり、値上げのニュースが途切れることはなかった。

そして年末までに、相場を動かす材料はまだ残っている。

では、この先どこへ向かうのか。そして、この相場とどう向き合えばいいのか。業界最高水準のスワップポイントを提供するセントラル短資FXで、長年相場と向き合ってきた市場業務部部長・富永貴之氏に聞いた。

さらに、相場に向き合う前の準備についても取材。2026年8月に提供が始まった「デモ取引」について、効果的な使い方まで具体的に伺った。

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※この記事は2026年9月上旬に実施したインタビューをもとに構成しています。相場の見通しは取材時点のものであり、公開時点の状況とは異なる場合があります。

ベテランディーラーに聞く、2026年の相場と年末への見通し

介入が残した「上値の重さ」

7月末から8月頭、日本の通貨当局に続いて米財務省も円買いに動いた。この日米協調介入は、タイミングも手法も市場の想定を裏切るものだったという。

「やるにしても日銀の会合を通過した後だろう、という見方が多かったんです。それがあのタイミングで、なおかつ協調というのは、かなりインパクトがありました」

米財務省が売ったのがドルではなくユーロだった点も、市場では意外に受け取られた。

規模そのものは、それほど大きくなかったという評価が市場では多い。それでも相場は数日で約9円動いた。富永氏が重視するのは、金額よりもメッセージだ。

「日米で協調して実施したということが象徴的でした。日本の後ろにアメリカがいるぞという印象を与える効果が強かったと思います」

効果は印象だけではない。160円を超える水準では、円安が続くという前提で差益を狙う買いポジションが積み上がっていた。

「そこをかなり削ることができたと思います。投機筋としても『どうせ円安ドル高でしょ』というスタンスが、やや後退したところはあるのかなと」

実際、介入後にドル円は155円台から159円台まで戻したが、戻りは下落分の半分ほどで止まっていた。

「極端な円高方向に行くには、日銀が相当の材料を出さないといけないのと、ドル自体が弱含む必要があり、なかなか難しい。今は、ちょうど綱引きの状態になってしまっているのかなという印象はありますね」

年末のドル円をどう見る?

ドル円を動かすのは、ドル側と円側の両方の事情だ。まずドル側、つまりアメリカの動きから見ていきたい。

年内の相場を見るうえで、11月のアメリカ中間選挙は大きなイベントだ。ただ、下院を民主党、上院を共和党が取る「ねじれ議会」という予想は市場に浸透しており、大きく覆らなければ、投票日までに相場は反応を終えてしまうという。結果を待って動くのでは遅い、ということだ。

では、何を見ればいいのか。

「アメリカの動向を探る上では、原油の動きを見つつ、インフレの指標、あとは雇用関連も見ていく必要があります」

中東情勢が原油価格に影響し、それがインフレを通じて金融政策を動かす。FRB(米連邦準備制度理事会)には物価の安定と雇用の最大化という2つの責務がある。雇用環境が悪化すれば、個人消費が低迷し、インフレ鈍化、景気減速への警戒感が強まり、ドルは買われにくくなる。

一方、円側の事情はどうか。日本では物価の上昇が続き、日銀の利上げが意識されている。9月には長期金利が30年ぶりの水準まで上昇した。

つまり、円とドル、両方の側から円高方向に働く材料があるという見立てだ。年末のドル円について富永氏は「上下どちらかへオーバーシュートする可能性はあるものの、最終的には154円から157円ぐらいのレンジに落ち着くイメージ」を持っているという。

ただし、そこまでの道は平坦ではない。11月の中間選挙までは、FOMCと日銀の金融政策決定会合が続く。その過程で円安に振れる場面もあるだろう。円安が進んだ先には日米協調介入が待ち構えており、上限が意識され、そこから上は追いにくいという読みだ。

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高金利4通貨で比べる、スワップ投資の勘所

ドル円が上下どちらにも動きにくいとすれば、値動きを狙う以外の方法も考えたい。金利の高い通貨を買って保有し続け、毎日スワップポイントを積み上げていくという戦略だ。

今回はメキシコペソ、南アフリカランド、トルコリラ、ハンガリーフォリントの4通貨について、現在の見方を聞いた。

※注釈:スワップポイントとは、金利の異なる2つの通貨を売買した際に受け取れる(または支払う)金利差調整分。金利動向等により日々変動し、受け取りだけでなく支払いとなる場合もある。

通商交渉次第のメキシコペソ、ドル安が支える南アフリカランド

富永氏がポジティブに見ているのはメキシコペソだ。焦点は、アメリカとの間で進むUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)をめぐる交渉。

「メキシコはアメリカの隣人ですから、良くも悪くもアメリカ次第です。景気動向や、どういうスタンスで交渉に臨むかが影響してきます。ただ、今のところ、ネガティブな材料はあまり出ていません。今後も2024年5月の高値を意識した上昇の動きを維持する、という見通しを立てています」

メキシコペソは、流動性があり、情報量も多い。資金効率の面でも、初めて高金利通貨に触れる人が取引しやすい通貨だという。

南アフリカランドについても、ドル安が続くなかで上昇が見込まれるという。

利下げが止まれば、見方が変わる

ハンガリーフォリントは、少額から保有できる欧州の高金利通貨だ。ただし高金利通貨である以上、金利が下がればスワップポイントも下がる。ハンガリーの中央銀行は7月と8月に続けて金利を引き下げており、この流れが続くのかどうかが焦点になる。

「おそらく今回の利下げで、引き下げは一旦止まると思います。もし今回が最後だとすると、今後は前向きに捉えられて、高値を更新してくる可能性はあるかなと思います」

トルコリラとの付き合い方

トルコリラは、他の通貨とは分けて考える必要があるという。高いスワップポイントの魅力から取引は活発だが、注意すべきリスクの性質が異なる。

「政治的なリスクが取り沙汰されるタイミングで急落する、という相場をこれまでも繰り返してきました。リスクの大きい通貨だと理解した上で投資することが大事ですね」

長く持つために、決めておくこと

高金利通貨で気をつけたいのが、円高方向に振れたときのリスク管理だ。損失が膨らんで一定の水準を超えると、保有しているポジションが強制的に決済されてしまう。強制ロスカットと呼ばれる仕組みだ。

「すべてのポジションがなくなってしまうと、スワップポイントももらえなくなる。そうした状況を回避するためにも、ポジションの一部についてはロスカットラインを事前に決めておくことも必要かなと思います」

含み損に耐えられるだけの資金を確保し、損切りの水準をあらかじめ決めておく。レバレッジを抑え、一つの通貨に資金を集中させない。継続してスワップポイントを獲得するためには、こうした備えが欠かせない。

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仮想資金500万円分。本番と同じ環境で試せる「デモ取引」

相場の見方も、リスクの抑え方も分かった。あとは実行するだけだ。

ところが、ここに落とし穴がある。「ここまで下がったら買おう」と決めていても、いざその場面では相場が上下に振れている。頭で決めたことを実行できるかは、また別の問題だ。

そこで知っておきたいのが、セントラル短資FXが2026年8月に提供を開始した「デモ取引」だ。仮想の資金500万円分で、本番とほぼ同じ環境の取引を体験できる。スマホアプリ・PCWebTraderの操作性を確認したい初心者の方におすすめだ。

なお、デモ取引を利用するには、あらかじめ本番の口座を開設しておく必要がある。このデモ取引を利用すれば、操作に慣れるために実際にお金を使って取引をする必要がなくなる。特に、FX取引に慣れていない方にとっては、口座を開いた後、500万円分の資金を使ってデモ取引を行い、取引ツールの操作方法を理解したうえで、安心して本番取引を行うことができるというメリットがある。

「どこを押せば買えるのか」から始めていい

では、何から試せばいいのか。富永氏の答えは明快だ。

「まずは、ここで買う、ここで売る、というのを見てもらうのが一番いいですよね。そこから指値、逆指値と広げていけばいい。この画面を見れば自分の取引がすぐ確認できる、チャートはこう動く、ということを覚えるのが重要です」

たとえば高金利通貨を買ってみて、スワップポイントが日々どれくらい積み上がるのかを確かめる。あるいは、これまで使ったことのない注文方法を試してみる。自分のお金では踏み切れないことも、仮想資金なら気軽に試せる。

利用できるのは登録から1カ月間。1カ月あれば、スワップポイントがどう積み上がるかも見えてくるし、短期売買が自分に向いているかどうかも分かるという。

デモ取引で勝てても、本番は別

一方で、デモ取引には限界もある。レートも注文方法も本番と変わらないが、動いているのは仮想の資金だ。含み損が膨らんでも、本番口座の資金残高が減るわけではない。

この差が思っていたより大きいという。自分のお金がかかっている状況では、デモ取引と同じ判断をするはずの場面でも、手が止まる、損失を確定させるのが怖くて損切りが遅れる、逆に利益をすぐ確定させてしまう、ということがある。デモ取引では冷静に操作できた人が、本番で崩れてしまうことも少なくないようだ。

だからこそ、デモ取引から本番へ移るときには注意が必要だ。同社によると、仮想資金500万円分である程度の成績が出せたとしても、いきなり同じ金額で始めるのは避けたほうがいいという。目安として挙がったのは、その10分の1の50万円、あるいはさらに少ない10万円からという水準だ。

デモ取引で50万円が40万円に減っても、おそらく何も感じない。しかし実際に入金した50万円が40万円になれば、大きなショックを受ける。損失だけでなく、利益が出たときも気分が高揚してしまう。FX初心者の方は、本番取引における感情の起伏を抑えるためにも、少額から始めて、取引に慣れてきた後で、徐々に金額を増やしていくことが重要だ。

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まだまだある!セントラル短資FXの便利機能

デモ取引で操作に慣れたら、次は実際の取引環境に目を向けたい。

セントラル短資FXの特徴は、スワップポイントとスプレッドの水準に加えて、長く持ち続けるための仕組みが揃っている点だ。

たとえばスワップ振替。貯まったスワップポイントを、ポジションを決済せずに1円単位から現金化できる。長期保有を続けながら収益だけを受け取り、株式の購入資金に回すという使い方もできる。1円未満の端数も、切り捨てられることなく貯まるので、取引量が少なくても無駄なくスワップポイントを貯めることができる。

連続予約注文も、相場に張り付かずに済む仕組みだ。「この価格で買い、この価格で決済」という注文を、条件を変えながら最大100回まで設定できる。株式市場が閉まっている時間帯も、為替は動き続けている。

そして高機能チャートツールのTradingViewを標準搭載している。通常なら有料版で利用する機能が、口座開設すれば無料で使える。富永氏自身も、この機能を使って相場を振り返っているという。

「TradingViewのいいところは、チャートにいろいろメモができることなんです。大きなイベントや介入があったものはメモを入れておいて、この時はイベントがあって下がっても、戻りがこんなに早かったんだな、ということをメモとして記録して蓄積していくと、いいトレードにつながると思います」

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年末までまだ時間はある。相場がどちらに動くかは読み切れないが、動いたときにどうするかは先に決めておける。

まずデモ取引で操作に慣れ、次に少額の実取引でお金が動く感覚を確かめる。そこから自分に合った規模とやり方を見つけていけばいい。仮想資金500万円分で試せる1カ月は、その最初の一歩になる。

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